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ぷらさん亭

Author:ぷらさん亭
バリ島で娘一人、息子一人、旦那とその両親+犬、猫、庭のジャングルにいる様々な動植物と一緒に暮らしています。
獅子座・A型

UBUDで宿を始めました。
http://prasanti.web.fc2.com

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ヴェトナミーズレストラン@ビンタンと、客室の絵。

年末です。
いよいよ明日は大晦日!!
っつっても、別に大掃除をする訳ではないのですが・・・

12月の書き入れ時に、二組しか予約が入っていなかった事にびびっていたのですが、やはり年末、23日あたりから、飛び込みでお客様が入って下さり、昨夜は満室でした~♪

いやいや、よかったよかった・・・これで正月を迎えられる、ってもんです。

大晦日からは新たなお客様もお迎えして、一月前半まで、皆様と健康に過ごせますよう、私も気を引き締めて頑張りますっ!

さて、今日は、リピーターの友人と一緒に、サンギンガンにある「ビンタン スーパーマーケット」内に新しく出来た「ヴェトナム・レストラン」に行ってきました。

ビンタンスーパーといえば、ご存じ「デルタ・デワタ」の競合店として2005年にオープンした、ウブドの大型スーパーマーケット。
うちの宿から一番近い、大型スーパーとして、私はもちろん、宿泊のお客様にも大変ユースフルな存在なのですが、空きテナントが長い間、たくさんあって、人の集まるいい場所なのに、もったいないなあ、と思っておりました。

向かって左側1階に、ナシ・チャンプル屋さんがあり、ローカルフードを気軽にテイクアウトできるので、結構賑わっています。
その上階に、最近、飲茶の食べれる中華レストランが出来て、色々な評価はあるものの、私と子どもたちはここの中華レストランが結構好きで、割と行っておりました。
ウブド内で点心・飲茶が食べれる所が無いのですから、結構重宝です。味も、悪くはございません。

そうして、最近、向かって右側の1階に、サンドイッチ・バーガー屋さんがオープン、そして、その2階に、ヴェトナム・レストランが出来ていました!

ヴェトナム料理、というものを、私は日本では食べた事が無く(こっちに来る前はまだ、ヴェトナムブームではなかった・・・)、でも、素材とか味付けの情報からして、絶対に好きな料理だろうなあ、と思っていたので、今日は友人を誘って、行って参りました。

メニューはまだ、そんなに多くないですが、なんとなく洒落た造りの店内、ウェイトレスもきちんとした英語(分かりやすく、間違っても非英語圏の人間を見下したようなしゃべり方ではない。誠実な感じが良かった。)で、気持ちの良い接客をしてくれ、好印象。

オーソドックスに私はビーフ、友人はチキンのフォーと、ヴェトナムコーヒー、アイスティーをオーダー。
お米で作った麺は、ところどころ細かく切れていましたが、米から作った麺はそういうものなのだそうで、あっさりしたお味のスープに、オリジナルのソースとレモン汁をたっぷり混ぜ合わせて戴くと、何とも言えないおいしさ!私は香草が異常に好きなのですが、絶妙なその香りと、もやし、玉ねぎのしゃくしゃく感がよくあっていて、おいしくペロッと平らげました。

ヴェトナムコーヒーは、エスプレッソのような濃厚なコーヒーでした。例の、コンデンスミルクが底に沈殿しているやつです。香りも良くて、伺うと、オーナーのヴェトナム人の女性が「コーヒーはちゃんとヴェトナムから入れているんですよ」と教えてくれました。

フォーは35,000ルピア、約350円です。ヴェトナムコーヒーは25,000ルピア。
決して安くはないですが、ここでの希少価値を考えると、高くもない値段、でしょうか。

十分、お腹も一杯になりましたし、ちょっと時々、通ってしまいそうです。今後、メニューの充実に期待!

あ、すみません。今回、携帯の画像しか無くて・・・UP出来そうなら頑張って画像貼ります~・・・。

ビンタン、という、人の集まるロケーション、駐車場も広いし、今後、どんどんいろんなお店が入って、小さいモールのようになればいいなぁ。


さて。

今日は、今、客室内に置かせて頂いている、「絵」のご紹介を。

友人でもあり、宿のお客様でもある、京都の人。
彼が、小さな絵を4枚、預けてくれたのは、宿がオープンして間もない、去年・・・。

どの絵をどの部屋に置かせてもらおう、というのは、すでに私の中にあったのですが、どのように飾ろう、という構想が中々決まらず、長い間お預かりしておりました。

額装しよう、と最初は思っていたのですが、画家である彼自身が、わがプラサンティで制作中の絵を、何気なく棚の上に飾っていたのが、とても素敵だったので、その方法を採用させていただくことにしました。
現在、4室ある、それぞれの客室の中に、彼の絵は有ります。

IMG_3315.jpg


彼は、木炭の、モノトーンだけで世界を現す表現者です。
モノトーンの織り成す、それはそれは豊かな世界を、私は彼の絵で初めて見ました。

長くバリ島に通っていて、製作はバリ島で行う彼ですが、日本の、きっと京都ならではの感性が、アジア的なモチーフと見事に融合して、見る者を惹きつける世界を紡ぎだしています。

毎年二月に京都で個展を開かれるのですが、ぜひ実物をご覧になって頂きたい。

詳細は↓

煙の島

私も、京都での個展に是非、行ってみたいのですが、二月の帰国は中々実現せず・・・(寒いでしょ・・・もう冬服が全く無いのです、ワタクシ・・・)

早く、次回の彼の渡航で、次にどんな絵を描くのか、見たくてうずうずしています♪






トリップアドバイザー

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12月のお知らせとごあいさつ。

あっ!!と言う間に、12月も後半。

あら?もうすぐクリスマス!!

宿では特別なクリスマスはしませんが、毎年恒例の子どもたちの「クリスマス会」をお友達の家でやるので、子供たちへのプレゼント包装に熱中していました。

何を隠そう、小学校高学年まで、サンタさんの実在を信じていた私・・・父親の努力のたまものですね。

バリ島では、クリスマスはもちろん、れっきとした宗教儀式なので、クリスチャン以外は、特になんの関係もイベントもございません。
うちの子どもたちは、私からのイメージ操作(クリスマスの話を散々吹き込んだ)で、クリスマスはなにか、ワクワクするものだ、と思っているようです。お誕生日みたいなもんだと認識しているらしい。ま、日本人にとって、クリスマス、ってそんな感じですよね。

散々、宗教行事で忙しいバリ島なので、これ以上イベントはいらん!!てな感じでしょうが、クリスマス・お正月だけは日本が恋しくなります。

さて。

12月25日には、同じ村の中にある、ご存じ「ワルン・ソフィア」にて、「本の交換会」がございます。
このイベントは、ウブド内の在住邦人たちが企画・運営している催しで、毎月、最終土曜日に、「カフェ・アンカサ」「日本食レストラン萬まる」「居酒屋ソフィア」にて、場所を持ち回りで開催されています。

手持ちの日本語の本を持ち寄って、ポイント制にて、まだ読んでいない本と交換する、というシステムで、これまでに、多くの在住邦人・旅行者の方々によって持ち寄られた本が、有効に活用されています。

海外に住んでいると、何よりも「飢える」のは、実は日本語のメディア。
日本語の出版物など、手に入らないので、この「本の交換会」は、大変有意義な活動だと思います。
活字中毒の私も、毎月、楽しみにしているイベントですが、今回はお手伝いの方に回る事にしました。

このイベント、最近では、在住の有志による「物販」も行われていて、その「バザー」の方をお目当てに来られる方も多いのです。
手作りのお菓子、お惣菜、雑貨、陶器、等など、すぐに売り切れてしまうことが多いので、早めに行って、満足するまで買い物し、それからゆっくり本を物色、というのがいつものパターン。

今回はクリスマス・バージョンということで、いつもと違う企画もあるようで、楽しみ♪
25日は私もお手伝いに行っていますので、この期間ウブドにいらっしゃる方は、ぜひ「ソフィア」まで足をお運びくださいませ。
もちろん、「ソフィア」のおいしいお料理も、堪能していただけます♪

さてさて。

思えば昨年の12月は、初めての繁忙期で、あたふたしておりました。
慣れない事ばかりで、非常に疲労困憊していた事を思い出します・・・。今年は、昨年に比べて、あまり日本人観光客が多くないようです。JALも撤退した事だし、仕方がないのかもしれません。その代り、ゆっくりと丁寧にお客様のお世話をさせていただきたいと思っています。

一年前に比べると、

宿の前の道は穴ぼこだらけで、車も入れなかったけれど、今は車で宿まで入ってくる事が出来るようになりました。

全室、冷蔵庫もつきました。

東側に広がる、田んぼの景色を塞いでいた、竹やぶも伐採し、素敵な景色が見えるようになりました。

客室の家具も、ちょっとづつちょっとづつ増えました。

三階のフリースペースに、マッサージベッドと、簾がつきました。

アヒルが一時は十羽以上になっていましたが、毒虫に中って、今では二羽に・・・。

シロが若かったのに、今やちょっとおっさん犬に・・・。

ほんとに、少しづつ、です。

ですが、一年でこれだけの事が変わったのです。

思えば、最初、ここには何もなかった。
でも、文字通り一から土地を切り拓き、建て、ここまで来ました。

最初、プラサンティを構想(夢想)していた時には、居なかった子供達も、今では二人。
その子供達も、ぐんぐん大きくなっています。

一人目の子どもがまだ二歳の頃に、建て出した宿です。今ではその子は、小学生になり、時々は宿のお手伝いもしてくれるようになりました。その下に弟も出来、今では、宿が忙しくて誰も子供を構ってやれないとき、上の子が下の子の面倒を見ています。

あ~~~・・・
本当に月日の経つのは、早いのですね。

同様に、自分では「何も変わっていない」と思っていたけれど、当たり前に、確実に老けている・・・。
時々、まじまじと鏡を見てびっくりします。気分は今でも「二十代」なのに。

しかし、これからです。
まだまだ、少しづつ、少しづつ、色んなところを改良して、進化していくプラサンティです。
カメの歩みでも、最終的にウサギを追い越すかもしれません。
いえ、別に何も追い越さなくてもいいのですが、最後まで、ずっとずっと、細く長く、続ける事が大切なのですよね。

皆さま、今年は有難うございました!

来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。





トリップアドバイザー

ヨガ@プラサンティ3階

お知らせです。

私事ですが、行けるときに毎週、「ヨガ・バーン」にヨガしに行っています。

土曜日のマリカ先生のクラスが好きで、通っています。

ですが、現在、スタジオの都合で、二ヶ月間ほど、土曜日のクラスが無くなってしまいました!

それで、うちの3階で、土曜日にマリカ先生の「土曜クラス」開催しています。

夕方4時~。

特別価格の5万5千ルピアです。

とっても丁寧に指導して下さいますので、在住の方、ご旅行の方、ぜひ参加してみて下さい。
日本人ですので、もちろん日本語で。でも英語でのレッスンもOKです。

人数に限りがありますので、事前に参加申し込み連絡をお願いいたします。

申し込みは直接マリカ先生か、私の携帯(081-3372-66955)まで、SMSか電話を。





トリップアドバイザー

バリ人の結婚式2010年12月5日。

先のブログに引き続いて、今度は2日後に行われた結婚式です。
先のブログから先にお読みください~、でないとちょっと分からないかも~

12月5日、といえば、明日はもう、プナンパン・ガルンガン。はっきり言って、めちゃくちゃ忙しい時期なんです。
ペンジョールもまだ出来あがってないし・・・。お供え物だって完了してないし・・・。

でも、今日は姪っ子の晴れの日。

この日はとーぜん、結婚披露宴への招待だ、と思って、姉や妹とお金を出し合って姪っ子へのプレゼントも用意し、私も一張羅のクバヤを着込んで、ばっちりメイクし、愚図る息子、娘を引き連れて、いざ出発・・・。

しかし、普通ならもう行かないはずの、「遠い親戚」のおじちゃんおばちゃん達(先日と同じメンバー)が、またもや同乗。「あれ?行くの?」「そう・・・前日急にまた呼ばれた。なんでやろ」

まあいいやんか、招待されたんやし、ご馳走食べに行こうぜ!と出発すると、なぜかまた姪っ子の実家に・・・。
「え?先にここ寄るの?」「うん。ここが先で、後で婿の家。」「ふ~ん・・・」

家に入ると、バレ・ダンギン(家族の儀式を行う建物)には豪華なお供え物が。
これは、結婚式の為のお供え物で、お米で造った繊細なお飾り、豚の脂身や皮などで作ったお飾りなど、近くで見れば見るほど、素晴らしい作りです。

お飾り1
お飾り2
お飾り3


いや~・・・こんなすごいものを、普通の人たちが頻繁に作りだすんですよ、バリ島ってとこは・・・。

それはそうと、この雰囲気、
なんだか腑に落ちない。なんだか嫌な予感・・・

なんだかまたもや先日と同じような慌ただしい雰囲気。
もしかして、また、先日と同じように、誰か来るの??・・・

と、なんだかよくわからないままにいると、「あずさ、ちょっときて!」と台所に呼ばれる。

台所に行くと、「あずさ、またコーヒー作って!あたし達自分がコーヒー飲まないから、味がよくわかんない」
とのご指示。

「え?またお客さん一杯来るの?」「そうよ。前より来るかもよ!今日はご飯も出すんだから」「え~~~~!!!なんで二回もそんなことするのよ?」「なんでも、婿側のほうの指示らしいよ!あっちの村はやり方が違うのかしらね~」・・・・

結局、またしても汗まみれになりながら、おさんどん。

そうこうしているうちに、新郎新婦が到着。

今日は正真正銘の、結婚衣装に身を包んだ二人が、実家に入ってきました。朝から婿側の家で、「結婚の儀式」が延々と行われていたのです。

新郎新婦
カメラマンとビデオ撮影専任者が同行(笑)

豪華です。昨今、バリ人の結婚式事情も、派手になっており、まず、招待状を作る段階で、数々の衣装で写真撮影、その写真入りで招待状を作ります。

そして、結婚衣装も、年々豪華になっており、王族が着るような衣装を、普通に結婚衣装として着用するようになってきました。

若い二人が、まさに王様とお姫様のように敷地に入ってくると、みんな一目見ようと二人を見つめます。
また少し儀式があり、そのあと、ゲストに食事が振る舞われます。

二人の儀式
新郎新婦2


私もおさんどんを切り上げて、お客さんになって、娘とご飯を頂きました。

でも、このあとが婿の家での披露宴の招待のはず・・・まさかもうご飯は出ないだろうけど、お祝いも持って行かなきゃいけないし。
ということで、またもやこちらがわの親族一同で、大移動。
前回は「わしは行かない。」と言って、婿の家に行かなかった花嫁の父親も、今度はみんなを追い立てるようにして婿の家へ。
やはり、婿の家でも、お菓子や豪勢な食事が用意されておりましたが、いくらなんでももう入りません。(食べてる人も多かった・・・。バリ人、食べれるときにがっつり食べます。)
こんな場合、全然食べないのはよくないらしいので、ご飯を頂きに行くふりをして、トイレに行きました(汗)

いや~しかし、私も体験しましたが、長い一日・・・。結婚式当日は、それこそまだ暗い早朝からずっとあのゴージャスな衣装をつけて、立ったり座ったり・・・。大変なのです。
まして姪っ子は、身ごもっていて悪阻が酷い時期・・・。可哀そう・・・。

しかし、バリ人は、出来ちゃった結婚が普通なので、新婦が身重というのは結構多い。普段からこういう儀式慣れしている人たちだから、我慢できるのでしょうね。私だったら多分、気絶すると思います。
まあもう、妊娠して結婚式をすることは二度とないでしょうけどね(笑)

バリ人の嫁取り儀式2010年12月3日。

12月はガルンガン、クニンガンという、バリ・ヒンドゥー教徒には大切なお祭りごとがあります。

今はガルンガンをようやく終え、ちょっとホッと、一息ついている所です。

一言で言うと、約7カ月周期で巡るバリ人の「一年」の、集大成、ともいうべき行事で、ガルンガン当日まで一週間ほど、様々なお供え物を準備し、各家寺を壮麗に飾り付け、盆と正月が一緒に来たような、そんな賑やかで大切な行事なのです。

こちらに嫁いできてから、もう何度、この「ガルンガン・クニンガン」を迎えてきたでしょう。
約7カ月で一めぐり、ということは、大体、年に二回ずつ、「ガルンガン・クニンガン」が巡ってきます。

「えっ!もうガルンガン?」ってな感じです。

この大切な行事には、当然、家族総出で準備が行われ、家族全員参加で締めくくられます。

莫大な費用をかけて、お供え物が用意され、手間暇をかけて、行事が遂行されます。

その、ガルンガン寸前に、主人側の姪っ子の結婚式がありました。

主人の姉の、長女で、私が結婚した当初はまだ中学生になったばかりでした。
4人兄弟の一番上でしっかり者の彼女は、家の仕事(やはりウブドでホテルを経営)も良く手伝う子で、学業でも常に優秀な成績を修めてきた、本当に絵にかいたような優等生。

最終的には国立大学の医学部に進み、今年、ようやく6年の学業を修了。
卒業と同時に結婚・・・・
正直、ご両親も大きく期待をかけ、大事に育ててきた自慢の娘・・・それがやっと大学を卒業と同時に結婚・・・
きっと、嬉しい半面、がっくりきたのでは・・・と思うのですが、結婚して、子供を産んだらまた医学の道に復帰する意思は固いようで、ご両親の今までの助力も報われそうです。

こちらの女性は、結婚して子供を産んでも、働き続ける人が多いのです。意外に思われるかもしれませんが、「女は家で家庭を守るべし」という圧迫は、実は日本の方がきついのではないでしょうか。
バリ島では、妊娠・出産・育児にかかわる女性(男性も)を受け入れない職場というのは存在しません。

さて、今日はバリ人の結婚、というのをご紹介しましょう。

私自身は、日本人ですが、バリ島で、バリ式の結婚式をしました。
まず改宗して、バリ・ヒンドゥー教徒になり、バリ人の子どもが生まれてから受ける通過儀礼を全部やり、「ポトン・ギギ」という歯を削って平らにする儀式までやって、結婚式を行いました。
あと、私がやっていないのは「ガベン(葬式)」だけ(笑)

ですが、外国人なもので、バリ人同士の結婚式とはどうしても違う。

何が違うかと言って、それは、男性側が女性側を迎えに行く、「嫁取り」の儀式が、外国人の場合は出来ないのです。わざわざ日本までは、さすがに来てくれません・・・「空港まで迎えに行く事にするか?」という、珍妙な意見が出たそうですが、すでに私は主人の家に住み込んでいたので、それは結局、省略されました。

バリ人同士の結婚では、まず、この「嫁取り」の儀式が重要です。

明日は、姪っ子が相手の家へと引っ越していく日、という日の夜。迫るガルンガンの準備で、夜遅くまでばたばたし、ほっと一息ついていたところへ、その姪っ子がひょっこりとやってきました。

嫁に行く事になったので、おじいちゃん、おばあちゃんに挨拶しに来たのだ、と。

普段から、時々こうやって家に寄っていくのが普通ですが、この時は、結婚が決まってから初の顔見せ。
可愛いかわいい初孫の結婚です。おばあちゃんがあれこれと孫娘に話しかけています。
今までの経過やら、相手の事やら、話は尽きません。
明日、初めてお婿さんの家に入るときはああしてこうして、とか、相手の家族より先に物を食べたらだめよ、とか、そんな事を延々と言い聞かせるおばあちゃんに、はい、はい、と神妙にうなずく孫娘。
「お母さん、そんなことは分かってるって!」と周りが言うと、「うん、でもおばあちゃんの教えをちゃんと聞く、っていうことだから」と。
なるほど・・・これは一種の別れの儀式なんだわ、と了解したのです。
こうやって、自分の母親の両親にまで、ちゃんと礼を尽くして挨拶に来る。
なんだか、しみじみと、「バリ人ってすごい」と思ったのでした。
先祖から子孫へ、そのバトンタッチが今なお、変わる事なく、連綿と続いており、それがきちんと機能している、ということに、軽い感動さえ覚えます。

さて、翌日。嫁を迎えに、婿がやってくる日。

結婚は「家」と「家」との結びつき。
まず、嫁となる女性の実家に、婿側が親族郎党ひきつれてやってきます。
それを迎える嫁の実家側も親族郎党揃って、相手の親族郎党を迎えるべく、待機します。

私も、お手伝いすべく、主人・舅・叔父・叔母・主人の姉と妹などなど、大人数でプネスタナンからウブド・サンバハンの義姉の家に行き、集まった親戚の女性たちと一緒にまずおもてなしのためのお菓子や飲み物の準備をします。

大きな大きな鍋に4杯、バリ・コピを作り、同じく大鍋2杯に紅茶を作り、後は親戚の若くて綺麗なお嬢ちゃん達が、それをお客さんに給仕すべく待機。

大量にバリ・コピを作る場合、大鍋一杯の熱湯にバリ・コピとお砂糖を入れを煮出します。煮出すと、バリ・コピはより一層、おいしくなります。
紅茶の場合は、大鍋に紅茶の葉、生姜、パンダンの葉、お砂糖を入れ、煮出します。

お寺のお祭りのときなんかも、よくこうやって大量にコピなどを作るのですが、今日のゲストはよその村のお客様、不手際があってはなりません。どちらかというと「こちらの方が美味しいわよ」くらいな勢いで待ち構える訳です。

そうこうしている間も、嫁となる姪っ子は、最後の実家での通過儀礼を受けています。
大人っぽく成長し、化粧をした彼女は、もう一人前の成熟した女性・・・。

ナタッブ


私が結婚する前に、一度何かのお祭りの際、一緒に傍に居てくれた事がありましたが、その頃のあどけない様子は、微塵も有りません。でも、今でも、人一倍気の付く、優しい所は変わっておらず、手伝いにてんぱっている私にも、笑顔をむけてくれます。

そうこうしている間に、婿側の御一行が到着。すごい人数です。車もバイクも一杯で、家の外の道路が塞がってしまってます。村の半分ほどは来てるんじゃないのか?というくらいの人数で、嫁側の実家の敷地も一杯。

日本も、田舎の方ではこうやって、行列を組んで嫁を迎えに来たり送り出したりしていたのでしょうが、バリ島では今でもおおがかり。

生まれ育った家から嫁いでいく、諸々の儀式を終えた姪っ子と、新しく婿となる男性が、今度は二人で儀式を行い、そして両家揃って、娘が最後に挨拶する場面。

ごあいさつ


思わず貰い泣きをしてしまった私。

ジャワ島の結婚式では見た事あったのですが、バリでは、もっとあっさりとしたものだと思っていたので、まさかそんな「お父さん、お母さん、今までどうも・・・」なんていうシーンが有るとは思っていず・・・

父親の膝に伏して挨拶する娘の姿を見て、多くの女性が涙を浮かべていました。遠い昔の自分の姿を思い浮かべたのか、はたまた自分の娘の今後に思いをはせたのか・・・。

父親である義理の兄も、きっと泣きそうだったと思いますが、バリ人男性、絶対に人前で泣いたりはしません。そんなお兄さんの姿を見ていて、私も自分の父親の事を重ねたりして、ほんとにウルウルしてしまいました。
父親って切ないですね。

そのあとは、実家の家寺で最後の挨拶の儀式をし、そのあとに村の代表者などが集まり、署名の儀式。

サクシー


そして、いよいよ旅立ちの時です。

日本のつのかくしのように、頭からすっぽりベールを被って、新しく伴侶となった男性に手をひかれて、相手の家にと引っ越す訳です。

門出


両家の一族郎党が、今度は婿側の家へと大移動です。
そこでは、今度は相手方から夕食をふるまわれ、今度は我々がお客さんとなります。そしてお開き、最後まで姪っ子姉妹同士は別れをおしみ、母親である義姉共々、とうとうみんな泣いてしまいました。
その日はそうやって、みんな目を真っ赤にして帰宅。

ちなみに、姪っ子の実家と嫁入り先は、バイクで5分ほどの距離。歩いても行ける距離なのですが、やはり、「嫁す」ということの意味が、重大さが、ひしひしと身に迫った一日でした。

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