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ぷらさん亭

Author:ぷらさん亭
バリ島で娘一人、息子一人、旦那とその両親+犬、猫、庭のジャングルにいる様々な動植物と一緒に暮らしています。
獅子座・A型

UBUDで宿を始めました。
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バリ人の、火葬式ではない、お葬式。

8月、バリ島ではガルンガンという祭日がありました。
祖霊神を含む、全ての神々の降臨を賜わい、この一年(210日)の成果をご覧にいれる、バリ・ヒンドゥー教徒の集大成とも言うべき日で、バリ人はガルンガンの為の準備に忙しくしていた8月。

 そのガルンガン前に、義姉の嫁ぎ先のお舅さんが、亡くなりました。

コピー (1) ~ P1010032

兄弟姉妹の義理の父母も、こちらでは「お父さん、お母さん」と呼びます。
親しみを込めて。
尊敬を込めて。

私がバリで結婚した時も、この亡くなったお父さんは、いつもニコニコと、いつ訪ねて行っても優しく迎えてくれました。

人が年老いて死んでいくのは、順番で、悲しむべきこと、悔やむべき事ではないのは分かっていますが、それでも寂しいものです。

 バリのお葬式というと、一般に派手な火葬式を思い浮かべますが、普通は、日本と同じく、まずお通夜のようなものがあり、翌日、もしくは坊さんに日を伺ってから土葬するまでの一連の儀式があります。
火葬式は、一般には何年か毎の合同火葬式で、その日まで遺体は村の共同墓地に埋められます。

コピー (1) ~ P1010002

 村で死人が出ると、すぐさまその家にかけつけます。その集落の人、親族が、何はさておき手伝いに駆けつけます。お葬式に必要なお供え物を、総出で作ったり、諸々の事を手伝うのです。
 
 亡くなったお父さんは、前日の夕方、持病の喘息の発作を起こし、そのまま、おそらく心臓発作で亡くなったようです。一晩、家のバレ・ダンギンのベッドに安置され、一晩中家族に付き添われ、翌日は朝から皆が手伝いに集まりました。

 まず、死者の親族によって、遺体は「マンディ・沐浴」されます。血を分けた家族達の手で、洗い清められるのです。
 生まれてから105日目の儀式の時に、家の敷地内の同じ場所で、赤ちゃんはやはりマンディさせられ、初めて大地に足をつける儀式を行いますが、この世での最期にも、やはり家族の手で身を清められ、旅立って行くのです。

コピー (1) ~ P1010007

清められた遺体は、真新しいカイン(布)、白い布で、正装させられます。死に装束を整えるのです。
この間、結構長い時間で、様々な儀式が為されるようです。

コピー (1) ~ P1010014

 きれいにお支度が整い、僧侶の祈祷が続きます。

 バリでは一般的に、遺体に取り縋って泣いたりするのは、死者が成仏できない、ということでよくないとされているようです。皆、悲しくない訳はないのでしょうが、淡々としています。
 でもやはり、悲しみのショックで全く遺体のそばに寄る事もできない人も、もちろん居るでしょう。そんな時は周りの人々が、「Sabar,sabar ya,ここまでの命を生き切ったんだから、そんなに悲しんではいけない。もう、元来た場所へと帰って行くのだから、平安を乱してはいけないよ」と遺族を慰めます。

コピー (1) ~ P1010016

 遺体を筵に包んでしまう前の、最期のお別れです。長年連れ添った妻、子供たち、孫達、甥や姪、全ての親族に見守られながら、安らかに旅立っていかれますように。
 実の息子である義兄は、一体どんな思いだろう、そして長年仕えてきた義姉は・・・などと考えてしまって、私もうるうる来てしまいました。

 40歳を超えると、親しかった人の死というものを幾つか経験し、それ以前、身近に「死」というものを知らなかった頃の、漠然とした怖さ、とは又違った思いが有ります。

 が。やはり単純に、自分と親しんでくれた人、昔から自分を知っていてくれた人の死にあうと、悲しいし寂しい。

コピー (1) ~ P1010018

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