FC2ブログ

プロフィール

ぷらさん亭

Author:ぷらさん亭
バリ島で娘一人、息子一人、旦那とその両親+犬、猫、庭のジャングルにいる様々な動植物と一緒に暮らしています。
獅子座・A型

UBUDで宿をやっています。
http://prasanti.web.fc2.com

※ブログ内の記事の無断転載・コピーを固くお断りさせて頂きます。引用される場合は必ずお知らせください※

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

Hari Raya Saraswati バリ島ではサラスワティの日に読み書き禁止??

saras2.jpg

バリ島のウク歴に基づいて、210日ごとの土曜日に祭祀が行われるサラスワティの日。

バリ人なら、子供のころに両親に、「今日は読み書き、勉強をしちゃいけない日だよ」と言われたことがあるでしょう。

私も、バリに嫁に来てから、サラスワティの祭祀の日は、「読み書きしない日」と教えられて、最初のころは真面目にそれを守って、本を読んだり、パソコンを立ち上げたりしていませんでした。その頃はまだ携帯電話が普及していなかったけど、今ならさしづめ、スマフォをいじったりもしなかったでしょうか。

「なぜ、学問と芸術の女神の日に、勉強しちゃいけないの??」という問いに、明確な答えはなかったけど、まあそんなもんなのかしら、と思っていました。

今はサラスワティの日だからと言って、読み書きしないわけではないし、サラスワティのお供え物を持ってお寺に行って、そこで携帯開いてSNS見たりしてます(;^_^A
今もこうして、サラスワティの日にパソコンでブログ書いたりしてるし。

子供たちに、「サラスワティの日って、読み書きしちゃいけないんでしょ?」と聞いても、「そんなことないよママ!!」という答え。

バリ島におけるサラスワティの日は、無知を払い、智慧を授けてくれたサラスワティの女神を讃え祀ります。知識に関する全ての本、筆記用具にも特別なお供え物が供えられ、学校の授業は休みになり、学生はお祈りのために学校に行きますが、勉強はしません。
学生以外は、村のお寺でサラスワティの祭祀が行われるのに参詣し、家庭でもお供え物をします。家にある本や筆記用具にもお供え物をします。

saras3.jpg

なぜ、昔から、「サラスワティの日は読み書きしてはいけない」という言い伝えが残っているのかしら、とちょっと調べてみました。

サラスワティに行うべきこと、という古文書の中に、サラスワティの礼拝は、午前中に行わなければならず、その間、朝から正午までは、読み書き、特にヴェーダの教えに関するものの読み書きはしてはならない。完璧にサラスワティの日を過ごすならば、24時間読み書きはならず、それが無理な人は、正午からの読み書きはしてよいが、夜は、サストラ(宗教的文学…と訳すかな?)を読み、その他は瞑想と沈黙で過ごすことがよいとされる。
と、書いてあるそうです。

確かに、サラスワティの日は、あさイチから忙しく、午前中に家中の本や筆記用具を集めて、それらにお供え物をしますが、その間は読もうと思っても、お供え物が終わるまでは何も読めないし、筆記用具も使えませんから、そういうところから、巷の家庭では「この日は読み書きしちゃダメ!」
となったのかもしれません。

現代では、私の子供たちのように、サラスワティに読み書きしちゃだめ、なんてただの迷信、意味のない事、と思っているバリ・ヒンドゥー教徒も多いようです。

ですが、ヒンドゥー教は、各行事において何かを祝う際、祈り、沈黙、瞑想、断食によって1サイクルごとに神に近づくという面が有ります。
一つのサイクルの終わりと始まりの時に、完全な0ゼロに戻る、またはニュートラルに戻す、そして一歩また一歩と神に近づいていく。

例えばニュピ。前日は徹底的な外の世界の浄化を行い、当日は一切の火を使う行為を禁止され、料理もお祈りも明かりを使うことも禁止され、徹底的に暗月の暗闇の中で自己を浄化する、というように。

サラスワティも同様に、無知を払う智慧という光明を授けてくれたサラスワティ女神を崇拝し、我々が知識によってここまで発展してきたことを祝う日です。
その前の210日という1サイクルの最後の日、この日に全ての学習および教育活動、特に神の教えや精神的知識に関連する活動で、忙しなく回転している心を静める必要があるのです。

義務教育が発達した世界に生きている私たちは、週に一回、学校が休みじゃないとストレスで死んでしまう!!と愚痴っている訳ですよね(笑)
学校なんかなかった頃から教えを学んでいるヒンドゥー教徒にとって、210日に一度の学業の休み、それがサラスワティの日、なのです。

そういう背景をもう一度見直すと、各ウパチャラ(宗教行事)の際に昔から言われていることは、やはり真理を含んでいるのではと思います。

変わり行く時代に沿って、次第に内容が変化することは仕方ないけど、今一度、やっていることの本当の意味、を思い直して、真摯に日々の行事をこなしていこう、と思いました。

と、いうわけで、サラスワティの日に読み書き禁止、という厳重な決まりがあるわけではないけど、バリ・ヒンドゥー教のウパチャラの一つとしてみた場合、意味はあるのだな、というお話でした。


スポンサーサイト



涼を求めて川辺のチャンディに行ってみた。

9_20191202155433688.jpg

12月に入ったというのに、まだ雨が来ないウブドはサヤン村。

思えば4年前も雨が降らず、11月が灼熱で水不足で、火事がよく発生していました。
その前年の5年前は、デング熱が流行し始め(日本でも代々木公園でデング熱蚊が発生して大騒ぎしてた年)、続く4年前、3年前は空雨季続きで、デングウイルスを持ったままの蚊の卵が孵化し続け(通常雨季の激しい雨で卵が流されてしまうので、同じ病原ウイルスを持ったままの蚊が発生することは無い)、デング熱が大流行して大変でした。
デング熱については、一度改めてちゃんと書こうと思います(笑)。

一昨年・去年は雨季らしい雨季で、激しい雨が良く降りました。乾燥しきった地盤に大雨で、土砂崩れが酷かった。

今年はまた空雨季の予感。乾季はカラッと涼しく(寒く)いいお天気が続きましたが、そのまま今に至るまでいいお天気続き・・・気温は乾季より上昇して高いので、灼熱のピーカン地獄。体感温度は平均38度。

4年前も水不足でしたが、今年も水不足です。水道水はずいぶん前から制限断水が始まり、日中はちょろちょろしか出ない。各地で井戸が枯れ・・・水位が下がり。

島の東部、北部は降っているらしいですが、ウブド含め南部の方は雨ごい状態。

そんな中でも、ウブドのそこら中にある渓谷、ジャングルでは川がごうごうと流れ、土手からは清水がしたたり落ちているのですよ。
水位は通常より低いのだろうと思いますが、轟くばかりの水音、常に湿っているグリーンたち。先日、YouTubeで見かけた(クリックしたら飛びます)そんな場所に行ってみました。うちから近いんです。


6_2019120215543534c.jpg


もともと、チャンディ(ヒンドゥーやブッダの祈りの場、神殿を象ったもの、王家の遺跡など)がある、というので、小さな沐浴場のある、祈りの場なのかと思い、下に降りていくと、なんだか手作り感満載の、ええ感じの門が。

10.jpg

もちろん、その手前に、ここの本来の場所である小さなチャンディと、その横には小さなパンチョラン(お水が出ているところ)があり、祈りの場も設えてあり、入る時に巻く用のスレンダン(腰帯)が置いてありました。
人っ子一人いなかったのですが、きれいに整備されていたので、村人が丁寧にお世話している様子。

この日はお祈りせずに、川沿いに奥に行ってみることに。

8_20191202155434cc7.jpg

結構迫力のある川でビックリしつつ。対岸の岩のえぐれ具合も、なんだか由緒というか謂れを感じさせるような、一種聖域めいた雰囲気と、いつもこういう場に来ると感じる”圧”がずーーーーーん、と。
歩道の方に柵は無いので、落ちたらヤバイ・・・と思いつつ、そろそろと進みます。

水の音がすごい。
絶えることのないその音を聞き続けていると、なんだか時間のハザマに陥ったような不思議な感覚に。
暑いとか寒いとか、身体が不調だとかメンタルがヤバイとか、お金が欲しいとか自給自足生活がいい、とか、そういう人間界の営みとはとんと無縁というか、人間界の営みとは全く関係がないというか・・・そんな場所が、生活圏のすぐ横にある不思議。
ほんとに誰もおらず、動く生物で見かけたのはトカゲ一匹だけ・・・


3_20191202155846589.jpg

ちょっと下まで降りてみましたが、結構流れが速い。落ちたら流されちゃうだろうなあ、と思ったのであまり下まで行きませんでした(笑)
この上流のほうが大きな岩が多く、水の流れも激しい。
誰も居ないんだけども、”存在の圧”というものが凄くて、こういう場で瞑想修行できる行者って、すげーなあ、と思うのです。バリにはこういう渓谷沿いに、古い修行窟がたくさん有ります。

1_2019120215543756b.jpg

水分が豊富なんですねぇ、崖沿いはずっとこういう感じで水が滴り落ちています。途中、村人がマンディ(水浴び)する用の小さな滝が有り、誰かの石鹸が置いてありました(笑) 丸見えの位置なので素っ裸では水浴びできないと思いますが、暑い日にはさぞ気持ちがいい事でしょう。

5_20191202155843f71.jpg

こんな舞台?やパラソル?席なども出来ており、この川辺を観光地としていくのだろうかという謎が。しかしこれ、ローカルっ子の恰好のデートスポットになるのでは・・・
まあ、こういう場所を怖がる(畏れる)バリ人はそんなことはしないでしょうけども・・・
天然素材をこれ以上ない位、うまいこと使ってます。こういうセンス、抜群なんですよね、バリの人。


7_20191202155841819.jpg

こんなんとか(笑)
別になくてもいいと思うけど(笑)、天井にバリのマスク(仮面)なんかをはってあったり。

4_20191202155845698.jpg

ここにもまた

11a.jpg

先っちょとか、空いてるスペースとか

12a.jpg

とにかく何か飾りたがる(笑)
しかも、こんなキッチュなデザイン。
初めてバリ島に来た30年前から、この島の人々が作る木彫りのモチーフに惹かれ続けています。
この島の人々には、身近な人や、動物や、精霊やお化けが、こんな風に見えているんだろうなあ。
さささっと作って、その辺に飾る。というか置いておく。

空港からウブドに至る道沿いには、木彫りや石像やセメント像を売るお店が昔から並んでいますが、こんな不思議なバリの精霊たちが道行く私たちをじっと見ていましたね。

そんなことを色々思い出した、この川辺の訪問でした。
バイクで10分も走れば、日常からエスケイプできるこんな場所があちこちに有るバリ島ウブド。
やっぱり素晴らしい島だなあと思います。
車道から数メートル入っただけで、人っ子一人居ないこんな遺跡。ちゃんと手入れされているので、頻繁に人は行っているのでしょうけど。

2.jpg

川辺に行くにはつきものの階段の上り下り。行きはよいよいですが、帰りはきついっす(;_;)
水分補給のお水を忘れずに持っていきましょうね。
で、このように人気がない場合、川に転落など何らかの事故が起こらないとも限らないので、誰かと一緒に行くことをお勧めいたします!
場所はココ↓


ご宿泊のお客様で興味のある方は、お連れ致します♪

それでは、今日はこの辺で(^-^)/

| ホーム |


 BLOG TOP